起業家ニートライター

起業と引きこもりニートを経てライターしてます。企業理念の策定、発信代行などをしています。平成3年生まれ。

〝15歳のおれ〟から卒業しようと思う

仕事がひと段落した17時から19時まで昼寝(?)をかましてやりましたので、24時を回った現在も絶賛営業中です。だけどちまちました仕事をする気にはならないので、最近思うことをべろべろ書いていきます。


京都に住み始めて2週間が経過しました。僕の特殊能力のひとつ「どこでもすぐに馴染む」を発動したため、すでに我が故郷です。そして、やっぱりいざ住むとなると観光とかしないね。外に出るのは仕事関係のみ。アポがない日はほぼ家から出ません。スーパーへ買い物しに行くだけです。
京都の仕事仲間としゃべっていて気づいたのが、多くの労働者は平日の仕事がつまらないので休日に遊びたがる。私どもワークライフカオスは仕事がいちばん楽しい遊びでもあるため、休日にまで遊びたい欲求はない。むしろ仕事で気力を使い果たしているので、せっかくの休みは積極的に家に居たい。
ということで、すでに京都を観光することのモチベーションの大半が、自分が楽しむことよりも、フェイスブックで京都の魅力を発信する。東京から来た友達を案内できるようになる。ことだったりする。


よし、ここから大事な話になります。
こないだ前述の仕事仲間に紹介された人と対話していて気づかされたことがある。
その人は「自分の中に弱くて小さい、誰にも見せられないほど恥ずかしい自分が居て、そいつをずっと檻の中に閉じ込めていた。でもある時からその小さい自分と対話をし始めた。対話を通して少しずつ、弱くて小さい自分を自分の一部として認められるようになった」
自分の中に、〇〇な自分っていう存在がいる、という視点が僕にとって新しい。

この話を聞いて思ったのが、僕は弱い自分が居て、その子を閉じ込めているってよりも〝 誰も信用できないから、自分で考えて自分だけを信じて生きようと思っている15歳のおれ〟が居て、こいつが先頭に立って自分という存在を引っ張ってくれている。僕の根本である、すべてを疑ってかかるところ、反骨の精神、表面に出るオラついた態度&言動は、全部15歳のおれが持っているもの。15歳のおれに教えられたこと。本当にこいつのおかげでここまで来れた。15歳のおれが生まれなかったらマジで今とは全く違う人生になっている。もし居なかったら?そんな想像が出来ないくらい15歳からずっと自分の中心で、ただ一人、信じて頼れる存在だった。


でもそろそろ、彼に頼り切るのを卒業しないといけない。15歳のおれだけにすべてを受け止めてもらうのをやめないといけない。

なぜなら、15歳のおれが感じていた憤りや悔しさ、そして淋しさを元にした負のモチベーションでは、ここから先、通用しないと思うから。人が自らなにかを成そうと思うときは、辛い経験から生まれた負のモチベーションから出発することが多いけど、そしてそれは尋常じゃない力になるけれど、でもやはりどこかで、正のモチベーションに移り変わっていかなければならないのだと思う。そうしなければ真に事を成すことは出来ない。

そういうことで15歳のおれから卒業しようと思う。もちろんその存在を消すってことではなくて、ひとり孤独な場所から降りて来てもらう。それか僕も隣に立たせてもらう。

僕もやっとモチベーションを見つけた。自分を評価してくれるお客さんのために仕事をする喜び。信頼し、信頼してくれる仲間と一緒に仕事をする喜び。いつか、あの頃の自分と同じように、世間から外れてグズグズ言っている子を拾いあげて面倒を見て、その子が真っ直ぐに輝けるかたちで世の中に送り出してあげたい。そしてみんなで一緒に、僕らにしか出来ない最高の仕事をする。

もうほんとこれだけ。これが僕の人生でやりたいこと。

 

ライターの仕事でやっていけるようになったとき、僕は15歳の自分にはじめて伝えることが出来る。

今までありがとう。
これからもよろしく。